研究室
LABORATORY

研究室
-
動物系統分類学・自然史研究室(小林研)
ヌートリア、動物誌、ニホンジカ
-
動物生殖生理学研究室(託見研)
性、ホルモン、脳
-
動物社会生態学・霊長類学研究室(竹ノ下研)
霊長類、類人猿、人類進化、フィールドワーク、動物園
-
動物保全学研究室(中本研)
生態系サービス、野生動物、フィールドワーク
-
動物遺伝学研究室(布目研)
ウズラ、陸生哺乳類、DNA
-
動物分子生態病理学研究室(水野研)
環境適応、両生類・魚類、再生・発生・病態解析
-
動物比較解剖学・進化生物学研究室(村上研)
ハキリアリ、音声コミュニケーション、形態比較、フィールドワーク、動物言語学
-
動物資源学研究室(目加田研)
小型哺乳類、飼育、系統保存、ネズミ学
動物系統分類学・自然史研究室
小林 秀司
教授

ヌートリアは、南米原産の大型齧歯類で、2005年に特定外来生物に指定されています。ところが、防除に必要なはずの生物学的特性はほとんど調べられていません。そこで、様々な角度から、ヌートリアの研究を行なっています。また、野生由来のニホンジカを飼育して、ざまざまな生物学的特性を調べたり、岡山県の生活史を調べたりしています。
研究テーマ:
-
ヌートリアの生物学的特性の解明
-
ヌートリアの自然誌
-
ニホンジカの生物学的特性の解明
-
岡山県産動物の自然誌
哺乳類学、動物系統分類学、霊長類学、博物館学
ヌートリア、動物誌、ニホンジカ

ヌートリアの切歯
動物生殖生理学研究室
託見 健
准教授
哺乳類にみられる生殖機能の変化は、性成熟にともなう活性化、老化にともなう低活性化、低栄養 やストレスによる抑制、機能異常などがあります。このような変化を引き起こす機構と要因について、視床下部−下垂体−性線軸の組織学的解析とホルモン動態の解析により研究しています。特に、栄養状態が生殖機能に与える影響についての研究を行なっています。また、動物の性差について、その基盤となるのうやホルモンの性差についても組織学的手法を用いて調べています。
研究テーマ:
-
生殖機能の発達と調節機構
-
栄養状態の生殖への影響
-
動物に見られる性差
神経内分泌学、生殖生理学
性、ホルモン、脳

ニホンザルの親子
竹ノ下 祐二
教授

霊長類を中心とした中・大型哺乳類を対象に、主に野外観察を通じて彼らの社会と生態を研究するとともに、人類社会を動物学的観点から捉え直し、その進化を論じます。中部アフリカの熱帯林で野生ゴリラの長期野外研究と保全活動をしています。また、国内ではニホンザルの野外調査や動物園での行動観察も行っています。加えて、動物園における教育活動や動物福祉を考える活動も行っています。
研究テーマ:
-
野生ニシローランドゴリラの遊動における個体間の協調と配慮
-
霊長類の協同育児
-
霊長類の性、とくに生殖に結びつかない性行動
動物社会生態学、霊長類学、人類学、動物園学
霊長類、類人猿、人類進化、フィールドワーク、動物園

野生のニシローランドゴリラ
調査地のリーダー♂、名はニダイ
中本 敦
准教授
野外調査や飼育観察から、その生き物がもつ生態系における機能を明らかにするとともに、動物の具体的な生活史(どのように生まれ、どのように生き、どのように死んでいくのか)に基づいて、より良い保護対策や人との共存方法を考えます。
研究テーマ:
-
オオコウモリ類の生活史
-
動物と植物の関係(種子散布・送粉)
-
都市動物の生態
-
岡山県の哺乳類の分布や生態
動物保全学、動物行動学
生態系サービス、野生動物、フィールドワーク

コウモリの捕獲調査

捕獲したアブラコウモリ

キツネの巣穴前での行動観察
布目 三夫
講師
日本産哺乳類の遺伝的多様性形成の歴史を調べるため、中国地方の哺乳類を中心に遺伝的多様性を調査しています。さらに、遺伝的多様性の創出要因を考察するために、野生および飼育下の哺乳類・鳥類を対象とした行動観察を行ない、生態的・行動的特徴の理解を深めます。
研究テーマ:
-
野生動物の遺伝的多様性の創出要因の解明
-
希少動物の保全遺伝学
-
ミトコンドリアゲノムの適応役割の調査
系統地理学、集団遺伝学、生態遺伝学
ウズラ、陸生哺乳類、DNA

ニホンウズラ
動物比較解剖学・進化生物学研究室
村上 貴弘
教授